頼みのエースが誤算… ガーディアンズ、ヤンキースに競り負け2連敗 2失策の守備にも足を引っ張られる
◇15日(日本時間16日)MLBリーグ優勝決定シリーズ第2戦 ヤンキース6―3ガーディアンズ(ニューヨーク) ガーディアンズ(第2シード)は敵地のリーグ優勝決定シリーズ第2戦でヤンキース(第1シード)に敗れ、シリーズを0勝2敗とした。第3戦は移動日を挟んだ17日(同18日)、舞台をガーディアンズの本拠地クリーブランドに移して行われる。 エースの乱調でガーディアンズは連敗スタートを強いられた。先発右腕タナー・バイビー(25)は、先発投手陣で今季防御率3・47はトップ。だが、身上の制球は10月に入ってから不安定で、この日もストライクとボールがはっきり分かれる立ち上がりだった。結局、わずか1回3分の1を5安打3失点(自責2)でマウンドを後続に譲り、今ポストシーズン(PS)3試合目の登板で初めてチームを勝利に導けなかった。 米投球分析サイトのピッチプロファイラーによれば、この日のバイビーは「球種によって大きくリリースポイントが異なっていたが、これはレギュラーシーズン中は見られなかった」とした。 それでも、カナダ放送局スポーツネットは「きょうはバイビーに流れが傾かなかったが、投球数はわずか39だった。先発ローテの組み方にもよるが、これで中3日で第5戦に先発する目が出て来た」と前向きに報じたが、そのためには最低でも第4戦までの2試合のうち1勝をもぎ取らなければならない。 また、この日のガーディアンズ打線は得点圏に走者を置いて(RISP)7打数無安打。第1戦も4打数1安打で、これでRISPは打率・091となった。 さらに、失点に直結する2つのエラーも響いた。1回無死一、三塁の場面は高く上がったフライが風で流され、名手の遊撃ロキオがポロリ。これがタイムリーエラーとなり、先制点を許した。6回も右翼手ブレナンが右翼線二塁打を素手で拾おうと握り損なう間に、一塁走者が長駆生還。結果的に決勝点となる4点目を許した。(写真はAP)
中日スポーツ