国学院大・吉田颯人、『帝京魂』2安打3打点 「つらすぎた練習を乗り越えている」【東日本学生軟式野球】
◇14日 東日本学生軟式野球選抜大会1回戦 国学院大6-3名城大(スリーボンド上柚木) 第45回東日本学生軟式野球選抜大会(東京中日スポーツなど後援)は14日、東京都八王子市のスリーボンドスタジアム八王子などで開幕し、1回戦2試合が行われた。5度目の優勝を目指す国学院大(東都3位)は名城大(中部日本2位)に6―3で快勝し、初戦を突破。東都、首都、中部日本、岐阜の秋季リーグ戦の上位10校が出場し、秋の王者を目指す。 国学院大は1回に先制攻撃をかけた。四死球とバント安打で1死満塁とし、5番でスタメンに抜てきされた吉田颯人外野手(3年・帝京)が右前に引っ張る2点二塁打。「リーグ戦で活躍できず、スタメンとは思わなかったので、すごいプレッシャーでした」。7回にも中越えへの適時エンタイトル二塁打で大きな追加点。2安打3打点で初戦突破に貢献した。 東京・帝京高では、ほとんど試合に出られなかったが、体に染み込んだ「帝京魂」は健在だった。「つらすぎた練習を乗り越えているので、つらいと思うことはそうそうありません」。2年で入部した時に2部だったチームは、昨秋に1部へ復帰。この秋限りで引退して就活に励むヒーローが、24年ぶりの優勝へ勢いづけた。
中日スポーツ