保育の魅力 動画で発信 茨城県、5施設取り組み紹介
保護者や保育現場で働きたいと考える若者などに保育施設を選ぶ参考にしてもらおうと、茨城県は7日までに、保育施設の特色ある六つの取り組みを紹介する動画を公開した。いずれも県主催の「いばらき保育の魅力コンテスト」で選定された取り組みで、県は視聴を呼びかけている。 動画は「子どもの成長」「保護者の安心」の各部門で選定した筑子ファミリア保育園(筑西市)、桜川保育園(土浦市)、はぐくみの森あさひ保育園(水戸市)、大成学園かさまこども園(笠間市)、ほうとく保育園(水戸市)の5施設の六つの取り組みを紹介している。 両部門で選定された桜川保育園は、食品ロス削減など環境を守る取り組みを実施。子どもたちは野菜やコメ作りを通し持続可能な開発目標(SDGs)について考え、生命の大切さも学んでいる。情報通信技術(ICT)も取り入れ、事務効率化や保護者との連絡、緊急時対応に活用。家庭の様子と園の様子を相互に連絡しやすくなり、保護者と園との信頼関係の構築につなげている。 特色ある保育の取り組みやいばらきの保育の魅力を発信する同コンテストは、2022年に始まり今年で3回目。両部門合わせ応募総数は33件だった。子育て支援団体や保育団体の代表者も参加する審査会で選定し、動画は選定の特典として取材・撮影の専門チームが作成した。 県子ども未来課は「取り組みはいずれも、施設選びのヒントや施設運営の参考になる。ぜひ動画を視聴してほしい」としている。
茨城新聞社