中沢元紀“航平”、今までの感謝の言葉を述べて小林虎之介“太一”を抱きしめる様子が切なくて涙<ひだまりが聴こえる>
中沢元紀と小林虎之介がW主演を務めるドラマNEXT「ひだまりが聴こえる」(毎週水曜深夜0:30-1:00、テレ東系)の第11話が、9月11日に放送された。大学を辞めることを決心した太一(小林)に、航平(中沢)が今までの感謝の言葉を述べて抱きしめる姿が切なくて涙がこみ上げてきた。(以下、作品のネタバレを含みます) 【写真】中沢元紀“航平”、今までの感謝の言葉を述べて小林虎之介“太一”を抱きしめる ■不器用な二人の心を繊細に描いたヒューマンラブストーリー 本作は、文乃ゆきによる同名コミックが原作。難聴によっていつしか人と距離を置くことが当たり前になってしまった大学生の杉原航平(中沢)と、明るくまっすぐな性格の同級生・佐川太一(小林)が、聴覚に障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”によってつながっていく姿を描く、切なくもはかないヒューマンラブストーリー。 また、太一の友人・横⼭智紀(通称:ヨコ)を宇佐卓真、同じく太一の友人・安⽥哲(通称:ヤス)を夏生大湖、料理教室の先生である航平の母・杉原涼⼦を西田尚美、太一の祖父・佐川源治をでんでんが演じる。 ■大学を辞める決心がついた太一だが、航平には伝えられずにいた 大学生の杉原航平は、中学の頃に突発性難聴を発症して以来、人と距離を置くことが当たり前になっていた。ひょんなことで彼と出会った同級生の佐川太一は、聴覚障がいのある生徒に講義内容をリアルタイムで伝えるボランティア“ノートテイク”に自ら名乗り出て、1回につきお弁当1個を条件に航平のノートテイカーとなる。 自分のやりたいことが分かり大学を辞める決心がついた太一だったが、航平には未だそのことを伝えられずにいた。 ■航平「太一、今までノートテイクしてくれてありがとう」 航平は、太一に「俺が、大学辞めるって言ったらどうする?」と言われた日から、太一がどこかに行ってしまうのではないかという予感を抱いていた。 放課後、待ち合わせした航平と太一。話の流れから太一は、ついに大学を辞めることを航平に告げる。申し訳なさそうにする太一に、航平は「太一、今までノートテイクしてくれてありがとう。俺も大学でがんばるから、太一も新しい場所でがんばってね」とエールを送る。 太一はぶっきらぼうに相槌を打ち、「腹減ったな、そろそろ帰るか」と立ち上がる。航平は太一の手を取って引き止めて太一を抱きしめると、太一は泣きそうになるのをぐっと堪えるのだった。 やりたいことを見つけた太一と彼を応援する航平はとても前向きな姿だが、ノートテイクを通して交流していた時間が終わりゆくことがとてもさみしく、切ない涙がこみ上げてきた。 ◆構成・文=牧島史佳