“人食い”の異名も──致死率3割「劇症型溶連菌」の感染、過去最多ペース 毒素「9倍」変異株が流入か 飛まつ感染も?
■増加の背景に何が?…症状や対策は
藤井キャスター 「なぜ今、増えているのでしょうか?」 小栗委員長 「賀来特任教授は『コロナが比較的落ち着いて感染症対策を徹底する人が減ってきていること、毒素の量が従来株より9倍多く感染力も強いとされる溶連菌の新たな変異株“M1UK”が海外から入り、今年は既に4割以上が置き換わっていることが要因では』と話します」 藤井キャスター 「どんな症状が出たら、溶連菌の劇症型を疑うべきなのでしょうか?」 小栗委員長 「傷口まわりの腫れや痛みが急激に広がった場合や、意識がもうろうとする、息苦しくなるといったショック症状が出た場合には劇症型の可能性がありますので、できるだけ早く医師に相談してほしいということです」 「また、そもそも感染しないためには傷ができたら傷口を清潔にする、マスク・手洗いといった基本的な感染対策も効果があるということです」
■板垣さん「自分はならないと思いがち」
藤井キャスター 「まずは私たちにできる対策を、ということですね」 板垣李光人さん(俳優・『news zero』水曜パートナー) 「小さい時に溶連菌に感染したのですが、のどがとても痛かったのを覚えています。劇症型は致死率30%ということです。現実味がなければないほど、『自分はならないでしょ』と思ってしまいがちですよね」 「自分もあるかもしれない、手の消毒などコロナがあって気を付けていたものが緩みつつあるな、と思っていました。僕もやれることはやっていきたいなと思いました」 (5月29日『news zero』より)