【流行語大賞】「新紙幣」もう手にしましたか? 1万円札は福沢諭吉から渋沢栄一へ/ノミネート
今年を代表する言葉を選ぶ「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」のノミネート30語が5日、発表された。トップ10と大賞は、12月2日に発表される。 【イラスト】歴代の流行語大賞 ◆ ◆ ◆ 「新紙幣」 今年7月、20年ぶりに切り替え。目的は、偽造防止とユニバーサルデザインの採用となっている。新札に対応できない自動販売機があったり、キャッシュレス時代でどこまで受け入れられるか。 1000円札は、破傷風の純粋培養破傷風菌の純粋培養に世界で初めて成功し、その毒素を用いた血清療法でジフテリア患者の多くの命を救ったり、ペスト菌を発見したことでも知られている微生物学者の北里柴三郎。5000円札は、生涯を通じて女性の地位向上と女子教育に尽力し、津田塾大学を創設した教育家の津田梅子。1万円札は、日本で最初の銀行となる第一国立銀行(現みずほ銀行)を設立し、さまざまな会社や経済団体を設立したり育成しつつ、東京の人々の暮らしを助ける仕事にも積極的に取り組み、発展に貢献した実業家の渋沢栄一。 ◆ ◆ ◆ 事務局では、今年の傾向を「2024年は1月に能登半島地震が発生し暗いニュースからのスタートとなったが、オリンピック、大谷選手の活躍、ダンス動画関連のヒットなど、話題は数多くみられた。流行語としては、小粒がそろったと思われる。また、「お金」にまつわる用語が数多く発生。責任をもたない風潮の世の中、光と闇が混在した年であり、嵐の前の静けさを感じさせる」としている。