錦織圭 久々の日本でのプレーに気合「ここでいい試合をできれば」来年以降の完全復活へつなげる
「男子テニス・デビス杯・ワールドグループ1部」(14日開幕、有明コロシアム) 男子テニスの国別対抗戦デビス杯ワールドグループ1部、日本対コロンビアの組み合わせ抽選が13日、都内で行われた。8年ぶりに出場する元世界ランク4位の錦織圭(34)=ユニクロ=は単複で起用され、第2試合のシングルス、第3試合のダブルスは綿貫陽介(26)とペアを組み、第5試合のシングルスにも出場する。有観客試合としては6年ぶりの国内試合で、久々に元気にプレーする姿を届ける。 時折とぼけながらも、錦織は久々の日本でのプレーへ腕をぶした。国内での実戦は東京五輪以来3年ぶりで、有観客では18年ジャパン・オープンまでさかのぼる。今季長期休養から復帰し、世界ランク205位まで再上昇。25日開幕の木下グループ・ジャパン・オープンにも出場し、来年以降の完全復活を見据える34歳は「テニスはかなり戻ってきているが、まだ完璧ではない。ここ(デビス杯)でいい試合をできれば」と展望を語った。 一方で、日本の9月は猛暑。両日とも35度近くまで気温が上がることが予想される中、最大3試合出場するだけに「対策をしっかりしないと危ない」と警戒。会場は屋根を開けての屋外試合となるだけに「めちゃめちゃ(屋根を)閉めたいが、事情があってそうもいかない。雨が降ることを祈る」と笑いを誘った。 添田監督は共闘する若手への好影響にも期待する。錦織は「僕はあと数年で消えてしまう」と自虐を込めつつ、世界ランク54位の西岡良仁ら後輩たちの活躍も念頭に「西岡君が(もっと上に)上がることで(続く)若手もどんどん上がっていくと思う。すごく期待している」とエールを送った。