裏金で非公認の今村氏、出馬断念 東京9区、保守分裂回避
自民党派閥の裏金事件を受け、衆院選で非公認となった東京9区支部長の元職今村洋史氏(62)=旧安倍派=は13日、東京都内で記者会見し、立候補を断念すると表明した。10日に記者会見して無所属で出馬する意向を示し、自民に復党し同じく無所属で出馬予定の元経済産業相菅原一秀氏(62)と保守分裂選になる可能性があった。 今村氏は不出馬の理由を「私が力足らずというのは明らかだ」と説明。保守分裂になるのを避けるとした上で「有権者の選択肢をきちんとした形にすべきだと判断した」と述べた。 一方、菅原氏は取材に「大変驚いたが、これまで通り誠心誠意、国政復帰に向けて努力する」と話した。