【都大路】長崎代表・鎮西学院の双子エース・牟田兄弟 「8位入賞・県高校記録の更新」に向け最後の都大路で2人が思いのたすきをつなぐ
NCC長崎文化放送
駅伝の強豪・鎮西学院を代表するエースに成長した双子の長距離ランナー・牟田兄弟。今年の県高校駅伝では兄・牟田颯太が最長区間の1区(10km)、区間賞で流れをつくると、弟・凜太が準エース区間の4区(8.1km)で、優勝を決定づける走りを披露。チームを2年連続17回目の都大路に導きました。 【写真】【都大路】長崎代表・鎮西学院の双子エース・牟田兄弟 「8位入賞・県高校記録の更新」に向け最後の都大路で2人が思いのたすきをつなぐ
高校最終学年となった今年。春から夏にかけてのトラックシーズン、双子の明暗は大きく分かれました。躍動したのは、兄・颯太。専門の3000m障害で、31年ぶりとなる県高校新記録を樹立。 一方、弟・凜太は、体の異変に苦しまされました。去年2年生ながら2位に入り、インターハイ出場を決めた北九州地区予選。序盤から果敢に先頭を引っ張りますが、レース終盤先頭集団から離されてしまいます。自己ベストにはほど遠い記録でフィニッシュ。血液検査の結果、「貧血」と診断されました。 兄・颯太は、去年悔し涙をのんだ全国の大舞台で8位入賞。兄の躍進が悩む弟を突き動かしました。 家族の協力による食事改善や筋力トレーニングなど、地道な練習で秋の駅伝シーズンまでに貧血が改善。双子の活躍で九州高校駅伝では、過去最高の2位に入りました。去年の都大路では今年と同じ「8位入賞、県高校記録の更新」を目標にしながらも、23位と悔しい結果に。 なかなか2人の歯車がうまく噛み合う期間がなかった3年間。最後の都大路で、双子の思いのたすきがつながることを願って...。 京都・都大路で開かれる全国高校駅伝は12月22日(日)号砲。
NCC長崎文化放送