ドジャース激震! 山本由伸と代役登板のグローブが同時に負傷者リスト入り チームの遠征には帯同せず、精密検査へ
「ドジャースーロイヤルズ」(16日、ロサンゼルス) ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、前日の登板で右上腕三頭筋の張りのために2回28球で緊急降板した山本由伸投手と、山本に代わってマウンドに上がったマイケル・グローブ投手を15日間の負傷者リストに入れたことを明かした。後者は三回からスクランブル発進し、2回30球を投げたが、降板後に広背筋の張りを訴えたという。 山本は昨オフにオリックスからポスティングシステムを利用してドジャースと投手では史上最大規模となる12年3億2500万ドル(当時の為替レートで463億円)で合意。ここまで14先発、6勝2敗、防御率2・92の好成績を残している。 3月21日の韓国でのデビュー戦こそ1回1回5失点KOだったが、米国では7日のヤンキース戦までの12登板ですべて5イニング以上を投げて6勝1敗、防御率2・59。ヤンキース戦では7回2安打無失点の快投。メジャー移籍後最多の106球を投げたが、その後、右上腕の張りが出たため、当初予定されていた13日の登板を回避して2日スライドした。前日の登板は中7日の調整で臨んだが、登板前から患部に張りを感じながらマウンドに上がり、2回を投げ終えたところ自ら降板を申し出た。 試合後の山本は「本当に痛めたわけではなく、張りが少しずつ強くなっているのを感じたので。それを感じながら投げることは良くないなと判断して、コーチと相談して代わることにしたので。そこまですごく大きな問題ではないです」などと話し、軽傷を強調した。 ロバーツ監督によると、山本は今後、精密検査を受けるが、いつ結果が出るかは不明。あす16日から始まる敵地デンバーでのロッキーズ4連戦には帯同しない。 メジャー3年目のグローブはここまでオープナー2試合を含む28試合に登板し、37回1/3を投げて4勝3敗、防御率5・06。山本が登板する予定だった13日にオープナーとして先発して1回23球を投げて3安打2失点で敗戦投手になった後、前日の試合では山本の緊急降板に伴い、中1日で登板して2回2安打1失点だった。 2投手に代わってJP・ファイアライゼン投手がメジャー再昇格、30歳のマイケル・ピーターソン投手がメジャー初昇格を果たした。