【京都2歳S展望】デビュー2連勝エリキングが重賞初V狙う
今週土曜の京都メインはG3「第11回京都2歳S」(23日、芝2000メートル)だ。昨年の勝ち馬シンエンペラーは今年のダービー3着、愛チャンピオンSでも3着と飛躍を遂げた。クラシックを占う上でも重要な一戦となる。 デビュー2連勝中のエリキングが主役だ。ともに直線までに先団に並びかけ、鋭い加速力で抜け出した。前走の野路菊Sはジョバンニに詰め寄られたが、危なげなく半馬身のリードを保ってゴールした。スタートで後手に回り、1コーナーで反抗する面を見せたものの、それ以外は優等生と言えるレースぶり。中間も順調に乗り込まれ、13日は川田を背にCWコースで6F81秒5~1F11秒2。古馬顔負けの動きを見せており、調子は良さそう。 サラコスティはデビュー戦がエリキングの2着。スタートで出遅れ、道中で行きたがっていたことを踏まえれば、能力差を感じる内容ではなかった。2戦目はハナを切って上がり3Fもメンバー最速。順当に勝ち上がり、再戦の場が楽しみになった。ジョバンニも野路菊Sでポテンシャルの高さを証明。初戦とは違い、後方から追い上げる形になったが、末脚もしっかりしている。初戦Vは小倉で器用な立ち回りを見せたように、京都内回りにも対応できそう。クラウディアイは初戦で前々から非凡な瞬発力を発揮。中間もスピード感あふれる動きを見せており、重賞でも侮れない。