第93回選抜高校野球 京都国際、滋賀学園と練習試合 3カ月ぶり実戦に手応え /京都
◇「感覚戻りつつある」 今春のセンバツに初出場する京都国際は7日、滋賀県東近江市で、滋賀学園とダブルヘッダーの練習試合をした。高校野球の今季の対外試合が6日に解禁され、約3カ月ぶりとなる実戦。23日に甲子園で対戦する柴田(宮城)を念頭に置き、守備でのカバーなど、基本的な動きも確認した。 滋賀学園は昨秋の近畿大会で優勝した智弁学園(奈良)と対戦し、1点差の接戦を演じたことから、甲子園前にチームの実力を測るには格好の相手。10―0で勝利した第1試合には、甲子園での先発を想定する選手が出場した。五回に中川勇斗(はやと)捕手の適時二塁打で1点を先制すると、森下瑠大(りゅうだい)投手も適時打を放って2点を追加した。森下投手は右足のけがから回復し、「ストレートで空振りを取れるようになった」と振り返った。継投した平野順大(じゅんた)投手も得点を許さず、「実戦感覚が戻りつつある」と自信をつかんだ。中川捕手は「まとまりが増した」と、チームとしての成長を実感していた。 第2試合は打線がつながらず、0―13で敗れた。 第1試合の滋賀学園の先発投手は、柴田と同様、落ちる球が武器。小牧憲継監督は「甲子園までに、変化球に対応できるようにしたい」と話した。2試合を通じ、昨秋よりもチーム全体のレベルが上がっている手応えはあったが、課題も見えた。「初歩的なミスがまだ多い。『ベンチ入りできた』と安心している選手もいるように感じたので、もっとがむしゃらになってほしい」と気を引き締めていた。【中島怜子】 ……………………………………………………………………………………………………… 滋賀学園 000000000=0 00003007×=10 京都国際 京都国際 000000000=0 38000020×=13 滋賀学園 〔京都版〕