共栄大・佐藤晴が決勝打 母校の浦和実高センバツ当確に「自分も負けないよう」【関東地区大学選手権】
◇6日 関東地区大学選手権1回戦 共栄大4-3上武大(横浜スタジアム) 明治神宮大会の出場校を決める第20回関東地区大学野球選手権は6日、横浜スタジアムで1回戦3試合を行い、8強が決まった。共栄大(東京新2位)が上武大(関甲新学生2位)に4―3で逆転勝ち。佐藤晴外野手(3年・浦和実)が、母校のセンバツ出場当確も刺激に決勝打を放った。 ◇ ◇ ◇ 大会3連覇を狙った上武大を倒した。初の明治神宮大会を目指す共栄大は、ムードメーカーの佐藤晴が決勝打。7回に追い付き、なお2死満塁で中前へきれいにはじき返した。 「全然打てていなくて、変化球で攻められていたので狙っていました」とスライダーを仕留めた。 母校の浦和実高は秋の関東大会で4強入りし、来春のセンバツに春夏通じて初の甲子園出場が濃厚となった。「母校が勝ったのは、自分のことのようにうれしい。自分も負けないようにしようと思った」。7回からは同校OBの2年生右腕・佐々木潤が無失点で抑えた。 5度目の出場で、これまでは2度のベスト4が最高。2死走者なしからの6連続出塁で逆転勝ちし、「スーパースターはいませんが、これが持ち味」と佐藤晴。強敵を倒した勢いで、準々決勝は日体大に立ち向かう。
中日スポーツ