「アドレナリンにもう1つ引き上げるぐらいのイメージ」 CS最多勝利のソフトバンク中田賢一コーチが伝える短期決戦の必勝法
1勝1敗で迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージは、日本ハムがロッテを5-2で下した。ソフトバンクは16日から始まるファイナルステージで迎え撃つ。レギュラーシーズンとは違った空気感のある短期決戦。現役時代にCS最多勝利数となる6勝をマークしている中田賢一投手コーチは「気持ちで乗り切っていかなくてはいけない部分がある」と話す。 ■来季構想外となった選手【一覧】 中田コーチは中日時代に4勝、ソフトバンク時代に2勝とCS最多勝利記録を保持している。2位は吉見一起(元中日)が5勝。石川柊太や千賀滉大(メッツ)ら4選手が4勝で3位タイと続く。 CSで勝つための秘訣を問われると「全然ないですね」と苦笑いしつつ、「技術ももちろん必要になってくるんですけど、結局やっぱりそれを超えるもの。独特な雰囲気があるので、負けられない試合ですし。なんとも表現しづらいですけど、ちょっといつもとは違う形の、アドレナリンにもう1つ引き上げるぐらいのイメージで、勝手に出るんですけど。ガチガチにならないようにするところは大事」と語った。 現役時代は何度も経験したCSという舞台だが、コーチという立場では今回が初めてだ。「緊張はしていいものなので、投球に影響がない緊張感を出してマウンドに送りたい」。百戦錬磨のコーチがソフトバンク投手陣を後押しする。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社