マザコン冬彦さんから「さよならマエストロ」まで父母の偏愛物語を総ざらい!|STORY
「マザコン」や息子への偏愛はエンタメのテーマになりがちですが、最近では父と娘が主役の話題作品も続々と増えています。映画、ドラマ、本、マンガ…エンタメ史を振り返ります。
母と息子の偏愛作品
○ 1992年 「ずっとあなたが好きだった」 TVドラマ(TBS)(C)TBSテレビ 佐野史郎が演じたマザコンでオタクという冬彦の変態キャラクターが注目され、“冬彦現象”とも呼ばれるブームを巻き起こした恋愛ドラマ。
○ 2004年 「マザー&ラヴァー」TVドラマ(フジテレビ) 真吾(坂口憲二)がマザコンの青年役。母親を世界一愛する“マザコン男”とその恋人の関係を描く。
○ 2010年 『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』 小説 リリー・フランキー 著(新潮文庫) 4歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。映画化も。 ○ 2012年「理想の息子」TVドラマ(日本テレビ) 「三度の飯よりも母が好き」というマザコン高校生と、「私のために家を買え!」と心の中で叫び続けながら息子を思うように操縦する母親を描いたコメディ。 ○ 2017年 「母になる」TVドラマ(日本テレビ) 誘拐事件によって9年間別離していた結衣(沢尻エリカ)と広(道枝駿佑)の親子を中心としたお話。
○ 2020年『MOTHER マザー』 映画(C)「MOTHER / マザー」製作委員会 実際に起きた事件に着想を得て描かれたヒューマンドラマ。男たちと行きずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきたシングルマザーの秋子は、息子の周平に異様に執着し、自分に忠実であることを強いてきた。そんな母からの歪んだ愛に翻弄されながらも、母以外に頼るものがない周平は、秋子の要求になんとか応えようともがく。長澤まさみ、阿部サダヲといった実力派キャストの出演も話題に。