巨人・阿部慎之助監督、岡本和真の九回決勝弾は「入ってくれ!って祈っていました」 ベンチではお辞儀で出迎え
(日本生命セ・パ交流戦、日本ハム2―0巨人、2回戦、巨人2勝、15日、エスコン)巨人は接戦をものにして2連勝。阿部慎之助監督(45)は「ドキドキしたね」と胸をなでおろした。 【写真】「あそこだ!」大型ビジョンに映し出すカメラに向かって笑顔で手を振る坂本と長野 0-0の九回に4番・岡本和が決勝の11号2ラン。その裏、完封を狙ったグリフィンが2死一、二塁のピンチを招き、交代した守護神・バルドナードが田宮を三飛に打ち取って逃げ切った。試合を決めた岡本和の一発には「入ってくれ!って祈っていました。すごくチームにとっても大きいし、非常にナイスバッティングだった」とねぎらった。主砲がダイヤモンドを一周してベンチ戻った際はベンチで脱帽し、深くお辞儀して出迎え、岡本和を笑わせた。 九回2死一塁でマルティネスのゴロをさばいた遊撃手のD4位・泉口(NTT西日本)が三遊間寄りのゴロをさばいて一塁へショートバウンドで送球。精いっぱいのプレーだったが、好守のルーキーだけに求められる精度も高く、指揮官は「最後アウトを取って欲しかったね。まあ、ああいう痺れた中でやらなくちゃいけないから。あれが精いっぱいだったかどうか分からないけど、泉口がちょっと体動いてなかったから。ああいうのも良い経験」と笑顔を浮かべながら、さらなる成長に期待した。