安全地帯の“原点”をたどる特番 デビュー前の貴重映像・音源公開
11月15日にNHK 総合・北海道で放送された『北海道スペシャル「安全地帯・零ZERO-旭川の奇跡-」』が、12月20日午後11時50分から、全国放送される。シンガーソングライターの玉置浩二(66)とロック・バンド「安全地帯」の原点をたどる。 【番組カット】歴史を感じる…安全地帯の手作りチケット 番組では、安全地帯のメンバー、元メンバー、関係者などのインタビューを通して、貴重なアマチュア時代の映像・音源とともに、玉置、安全地帯の“原点”、そして今の日本が忘れかけている“情熱”を、呼び覚ましていく。 今回、旭川市の多くの関係者を取材し、アマチュア時代の貴重な音源、ライブ映像、写真やチラシなどを多数。借りることができた。特に1976年、ポプコン全国大会に初出場した楽曲「昔にみたもの」、またその後合宿生活で制作した「愛を伝えて」などの未発表曲は、アマチュア時代から完成度の高い楽曲を作っていたことを物語る。番組では、旭川市公会堂でのライブ映像などを届ける。 そして、玉置は今夏から続いているツアーの合間を縫って、インタビューに応じた。それは8月末、故郷・旭川市民文化会館でのコンサートを目前に控えたタイミングだった。旭川での玉置の歌声、それを聴く元メンバーたち。いま再び交錯する思いを追った。また、インタビューの中で、改めて自らの半世紀を振り返りながら、現代の音楽を志す若者たちへのメッセージを語る。 日本の音楽界で類まれな存在感を放ち続ける玉置。安全地帯として、80年代から「ワインレッドの心」など都会的なメロディーでヒットを送り出してきた。しかし、その“原点”は、安全地帯を結成した、自然豊かな故郷・北海道旭川市にあった。農機具小屋を改修し合宿生活を送りながら、音楽を奏でた青春には、病・ケガなど危機に見舞われ、メンバーチェンジを重ねながらもがいた日々があったという。