クロップの話に涙…ペップ「私の人生で重要な存在。リヴァプールの伝説として語り継がれる」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、今季でリヴァプールを去るユルゲン・クロップ監督へメッセージを送った。 2015年にリヴァプールの指揮官に就任し、チャンピオンズリーグ制覇やプレミアリーグ初優勝など数々の成功をもたらしたクロップ監督。そんな偉大な指揮官は今季限りでの退任をすでに発表しており、19日のプレミアリーグ最終節ウォルヴァーハンプトン戦(2-0)がラストマッチとなった。 そんなクロップ監督だが、17日に行われた最後の試合前会見でグアルディオラ監督について「世界最高の監督だ。もし違う監督がシティを率いていたならば、4連覇はできなかっただろう」と手放しで称賛。長年ライバルとして世界最高レベルの争いを繰り広げたマンチェスター・C指揮官に対し、感謝とともにリスペクトを語っている。 そしてリーグ史上初の4連覇を決めた19日の最終節後の会見に出席したグアルディオラ監督は、記者からクロップ監督についての質問を受けると、涙を浮かべながら言葉を探すようにメッセージを送った。 「本当に寂しくなるよ。ユルゲンは、私の人生で本当に重要な存在だったんだ。彼が私を監督として新たなレベルに引き上げてくれた。お互いが信じられないレベルで尊敬し合っている。彼は戻ってきてくれるはずだ。あの言葉に感謝したい。だが彼自身、私の後ろにはクラブの精一杯のサポートがあると知っていると思うよ。私1人では、成し遂げることはできなかった」 「彼の幸運を祈っているよ。ラストマッチが特別なものになったことを願っている。それを受けるにふさわしいからね。リヴァプールファンが信じられないほど誇りに思えるようになったのは彼のおかげだ。それは単にタイトルだけの話じゃない。永遠に残るパーソナリティがある。ユルゲンは、(ビル)シャンクリーや(ボブ)ペイズリーのようにレジェンドとして、リヴァプールで永遠に語り継がれるだろう」 以前にもクロップ監督を「最高のライバル。彼とリヴァプールなしで今の我々はありえない」と語っていたグアルディオラ監督。最高のライバルとの別れに思いが溢れている。