大阪府・新型コロナ対策本部会議 吉村知事「まさに赤信号をつけるべきタイミングという状況」
大阪府・新型コロナ対策本部会議 吉村知事「まさに赤信号をつけるべきタイミングという状況」
新型コロナウイルスの感染拡大や重症患者が増えていることを受け、大阪府は3日、大阪府庁で緊急の「新型コロナウイルス対策本部会議」を開いた。府独自の基準「大阪モデル」の警戒度を、非常事態を示す「赤信号」に引き上げる方向で協議するとみられる。 【中継】大阪府がコロナ対策本部会議 初の「赤信号」点灯へ議論(2020年12月3日)
大阪府の吉村洋文知事は、会議冒頭で「いまの感染状況ですが、府民のみなさん、事業者のみなさんの協力もありまして、感染の拡大の傾向というのは少し鈍化する傾向にあると思います。しかし、医療のひっ迫態勢が厳しい状況にあります。重症病床のひっ迫率が非常に厳しい状況です。大阪モデルは重症病床70%に達すれば赤信号としていましたが、この3日、4日で約10%上がっている。70%に達するのは間違いない状況」と述べた。
また「重症者の医療提供体制がひっ迫している状況で、まさに赤信号をつけるべきタイミングという状況だと思っています。いまの現状を踏まえて、大阪モデル赤信号をつけて、なんとか重症病床のひっ迫、命を守るという対策をとっていきたい。感染状況を含めて、ここで議論して判断したいと思います」と続けた。