「東大合格してもやりたいことが見つからない」現役東大生が語る、受験教育だけでは“幸せ”になれない理由
受験教育だけでは養えないものを学ぶ
東郷:受験教育だけでは養いきれない「自分が何をしたいか、どう生きていきたいかを見つける力」を養っていくことが、必要だと思っています。 でもそれって、誰かから与えられる力ではない。だから、誰かと同じような形では学べない。「自分の好きなこと」を通して学んでいくのがいちばん効率的だと思い、この教育サービスを始めました。 ご自身の経験から、「今の子どもたちに必要な力」に気づいたという東郷さん。そういえば私にも、似たような経験があったことを思い出しました。「自分は、本当は何をしたいのか」を見つけられている大人って、どれほどいるのでしょうか。子どもたちには、自分の好きなことを見つけて、自分にとっての幸せを掴み取ってほしい。改めて感じさせられました。 今回、お話を伺ったのは…… 株式会社パイオナンドの代表を務め、教育サービスScholar Jump(スカラージャンプ)の提供を行う東郷泰河さん。 東京大学に在学。岡山県出身。2024年現在22歳。 受験教育、金融教育、探求学習、非認知能力教育、IT教育など、教育に広く従事。 幼少期から学習塾に通い受験教育の影響を大きく受けて育つ。 令和3年に東京大学に入学するも、他者と自身を過度に比較する癖があり自分の人生を見失い葛藤。 大学入学後に始めた小中学生への金融教育活動と就職活動を通して子どもの可能性を広げ、誰もが自分だけの幸せや人生を見つけられる社会をつくりたいという思いを抱き、令和5年2月よりScholar Jumpの提供を始める。 【Profile】すみれ(@suuuumam0513) 小6・小4男子の二児の母。息子2人はおうち学習を中心に、幼児教室に通いながら小学校受験を経験。 自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。出産を機に退職し、現在はフリーランスで企業のインスタ運用を受託。 2023年より教育ママ達が集まるコミュニティを運営中。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)