知事批判の文書問題百条委員会 文書作成した元県民局長の出頭要求へ/兵庫県
兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書を巡る問題で、この問題を調査するための百条委員会の2回目の会合が開かれ、次回、証人として元県民局長の出頭を求めることが決まりました。 【動画】知事批判文書問題の百条委員会 文書作成した元県民局長の出頭要求へ
この問題は、知事のパワハラ疑惑などを訴える文書を作成し配布したとして、元西播磨県民局長の男性職員が停職3カ月の懲戒処分となったもので、事実関係を明らかにするため、より強い調査権限を持つ百条委員会が設置されました。
2024年6月27日開かれた2回目の会合では、委員会の設置に反対していた維新会派の委員と、賛成していた他の委員の間で意見がぶつかりました。 委員の1人である無所属の丸尾議員が2024年4月に県職員を対象に行った独自アンケートを参考資料として採用するかどうかについては… 【維新の会 増山誠県議】 「一部が事実だからと言って信ぴょう性が高いと言い切ること自体がおかしい」 【ひょうご県民連合 上野英一県議】 「あくまでも参考資料として提出いただくのだから(採用は)十分可能」 などの意見が交わされ、採決の結果、賛成多数で可決されました。 元県民局長から県議会あてに送付された追加の文書を採用するかに関しては…。 【維新の会 増山誠県議】 「文書を現段階で配布するということは容認しかねる 新たな文書を配布することには意味がない」 【ひょうご県民連合 竹内英明県議】 「この委員会の設置に反対をされた会派もおられました 全ての案件において我々の情報を遮断するような提案を連続的にされるのは控えていただきたい」 結果、維新会派を除く賛成多数で許可されました。 また、委員会では、今後のスケジュールなども話し合われ、7月中旬に開かれる第3回会合で、証人として元県民局長の出頭を求めることが決まりました。 今後、委員会では、知事に対して証人出頭を求めるかを議論するということです。