【特集】「自分はダメなんだ…」難病女性が直面する“就職の壁” 求められる雇用側の理解 山梨
■4年で倍増…増える就労相談
県難病相談支援センターによりますと、就労相談の件数は4年前から倍増していて、香奈さんと同様に職を求める難病患者は多いといいます。 県健康増進課 知見圭子 課長 「国の指定(難病)となると医療費の一部助成制度があるが、長期に渡って病気と向き合っていかなければならない方々なので、経済的な問題は大きいと思う」
雇用する側の難病への理解も必要不可欠です。 県健康増進課 知見圭子 課長 「一定時間経つと席を外して少し休まなければならないとか、病気の特徴によって影響されることもあるので、そういうところの理解を雇用主が分かっていただきながら、雇用につなげられることが一番大事だと思う」
■難病者が生きやすい社会に
香奈さんは同じ境遇の難病患者の力にもなりたいと、県や自治体に就職支援を求める要望書を出しました。 「療養支援とか医療の補助とかは全国的に図ってきたかもしれないが、就労支援はまだまだ手厚くない。一番は職場に理解をしてもらう。自分の体調が日によって違うので、環境を整えてくれることで働きやすい職場になると感じている」
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