フェースの傷はどのぐらい減額?クラブを高く売るための「マイナス査定対策」マニュアル
ゴルフクラブは傷がついたり、汚れたり、消耗したりと時間の経過とともに状態が悪くなる。見た目の問題だけではなく、性能に影響する場合があるから注意が必要だ。劣化に伴う買い替えのタイミングや、中古ショップに高価で買い取ってもらうためのポイントをまとめた。 【画像】政田夢乃のスイングセルフ解説
ウッドの性能に影響する傷、しない傷
ゴルフクラブは、大きく分けるとヘッド、シャフト、グリップで構成されている。劣化具合が性能に多大な影響を及ぼすのはヘッドだろう。 ウッド、ユーティリティのフェースは、強度に優れた金属が使われており、凹んだり、深く傷つくことは少ない。しかし、砂が付着したボールを打つと傷がつきやすくなり、見た目の問題から買い取り時のマイナス査定要素になる。もっと厄介なのはフェースの「割れ」で、ヒビの様な線が入ると極端に強度が落ち、飛距離がダウンする。打球音がおかしい、普段と違うと思ったら、まずはフェースをチェックしよう。割れた場合は買い替えるしかない。
クラウンは軽量化を目的に、比重の軽い素材を薄くして使用している。小さな衝撃でも凹むことがあるので要注意。性能の変化は少ないが、買い取り査定は極端に下がる。
傷だらけのウェッジ…そろそろ交換時期か?
地面に接触するアイアンやウェッジ、特にソールとフェース部分は傷がつきやすい。ウェッジは素材がやわらかく、ノーメッキモデルはさらに消耗が早い。ツアープロの中には毎試合、新しいウェッジを使う選手もいると聞く。では一般アマチュアではどれぐらいが交換の目安だろう? ボーケイウェッジで知られるタイトリストのホームページには「75ラウンドを目安に溝と弾道をチェックすること」を推奨している。 アイアンについてはウェッジ以上に溝の消耗を気にする必要はない。気をつけて欲しいのは当たり傷だ。キャディバッグの中で違う番手のヘッド同士が当たったり、ショットで小石などを打ったりして傷が刻まれることがある。自動車のトランクに入れっぱなしにして走行を繰り返しても、当たり傷はつきやすい。アイアンカバーなどで保護するといいだろう。