【ナゼ】増加する“デジタル遺品”トラブル 故人のスマホのロック解除やサブスク解約が出来ない!トラブルを未然に防ぐ、今からできる『デジタル終活』とは―?
Q,ネット銀行の場合、亡くなった人が、どこの銀行を使っていたか分からないことが多いと思いますが、どうすればいいですか? (日本デジタル終活協会・伊勢田篤史氏) 「分からない場合は、まずキャッシュカードを探していただければと思います」 Q.ネット銀行などは、キャッシュカードがない場合もありますよね? (伊勢田氏) 「その場合は、今分かっている口座から、ネット銀行等に振り込みがないか、そういったところを探していただくしかないです」
Q.逆に金融機関が分かっていれば、どうすればいいですか? (伊勢田氏) 「金融機関が分かっていれば、相続等の相談窓口にお問い合わせいただければ、相続手続きは可能だと思います」 Q.今回の例では、携帯ショップに行っても「初期化はできるけど、画面ロックの解除はできない」と言われましたが、これはどうにもならないですか? (伊勢田氏) 「そうですね。難しいと思います」
続いて、月単位などで定額の料金を支払う通称“サブスク”のサービスを巡るトラブルです。夫を亡くした80代の女性は、夫が亡くなってすぐに携帯の解約をしましたが、料金明細に約1000円の不明な請求を見つけ、カード会社に問い合わせました。 すると― (カード会社) 「スマホのセキュリティーの『サブスク』だと思われますので、一度、携帯会社のほうに確認してみてください」 (80代女性) 「サブスク…?ありがとうございます。確認してみます」
携帯会社に請求元を教えてもらい、解約手続きをするため、サブスク事業者に問い合わせました。 (サブスク事業者) 「お調べしますので、契約者のIDとパスワードをお願いします」 (80代女性) 「IDとパスワード?主人が契約していて、分からないんです」 (サブスク事業者) 「IDとパスワードが分からないと、すぐに解約できないんです」 (80代女性) 「そうなんですか?解約できないと、またお金がかかるし…」 ネット上に保有していた資産など、亡くなった人のデジタル遺品には、サブスクや有料アプリなど、あとから請求される負の遺産もあります。
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