第94回選抜高校野球 練習中もマスク 球児も感染予防に試行錯誤 /広島
<センバツ2022> 第94回選抜高校野球大会へ出場する広陵と広島商の選手たちは、新型コロナウイルスの感染を予防しながら練習に取り組んでいる。県内に「まん延防止等重点措置」が適用される中で、両校とも試行錯誤を重ねている。 広陵は休日の練習では、部員を午前と午後の二つのグループに分けて別々に練習。部員が100人近くの大所帯のため「密」を避けるための対策だ。選手たちが暮らす寮では食事と入浴以外はマスクを着用しており、中井哲之監督は「これで部員が感染したら仕方が無いというくらい徹底させている」と話す。 広島商は1月から、激しい運動を除き、練習中もマスクを着けるようにした。キャッチボールや体力トレーニングでもマスクを着け黙々と取り組む。休日も全体練習を控えて、自宅での個人練習に切り替えた。植松幹太主将は「甲子園に立つためには練習と感染予防の両方ともが大切。全員で両立させながら過ごしたい」と話した。【根本佳奈、池田一生】