ココイチ「1000円超え」は高くないの? 値上げしても“客が離れない”納得の理由
“カレーのぶっちぎり一番”を満喫できる。
ココイチの魅力は、実際に来店してカレーを注文すれば気がつくでしょう。 最も感動するのは、カスタマイズの世界観。カレーの種類(ポーク、甘口ポーク、ビーフ、チキン、ベジ、ハヤシライス)、ライス(150グラムから900グラム以上まで)、辛さ(甘口から20辛)、50種以上のカスタマイズがタブレット上で誰でも簡単に注文できる仕組みになっています。この工程が想像以上にわかりやすく、楽しく、快適に注文することができます。 これはカレー業界の中で“ぶっちぎり一番”の独走ができている理由に他なりません。そしてここでふと思ったのは、ここまで細かくカスタマイズできる料理を提供しているお店は、他のジャンルに広げても、なかなかないということ。これぞカスタマイズ料理の最高峰と言っても過言ではありません。
“飽きないカレー”を作り続ける企業努力
もう一つ気がついたのは、“お家カレー以上超本格手作りカレー未満”というバランス感。ココイチは昨年6月から俳優の山田裕貴をアンバサダーに起用し、新スローガン「毎日にカレーを!」を掲げるようになりました。ブランドイメージをアップデートし、親近感や安定感がありならも、常に変化をすることで顧客を飽きさせない姿勢を宣言しています。 ここで余談。子どもが大好きなメニューといえば、カレー、ラーメン、ハンバーグ。これらは子どもが大きくなっても、時代が変わろうとも強く愛される国民食に変わりはありませんよね。つまり、そもそもカレーは週に何度出てきても喜ばれる代表選手なのです。
「カキフライカレー」の満足度がすごかった
今回いろいろとカレーを実食しましたが、最も感動したのは、カキフライのカレー。2辛のビーフカレーにほうれん草とカキフライをトッピングし、350グラムのごはんで1492円。かなりのボリューム感でサックサクのカキフライは4個も乗っています。ちなみにデニーズで注文するとカキフライは3個で540円、ハンバーグやオムライスにトッピングされているメニューのカキはいずれも2個。ココイチの4個は、心もおなかもしっかり満たしてくれる数なのです。 ここでもう一つ気がつくことがあります。ココイチの素晴らしさは、カレーの贅沢が1500円で堪能できること。どんなに贅沢をしても、大概が2000円以内で実現できてしまうという点なのです。