今日発表の『スリクソン ZXi』ドライバーを最速試打解説。ロフト10.5度、9度の違いをそれぞれを調査!【ガチ試打計測・動画あり】
この結果を見て、小島プロが解説をする。 「弾道の高さを示すボールの降下角度は30度から40度の間が適正と言われる中で、ちょうど中間の数値(35.7度)です。これは、打ち出し角が高いのではなくて、むしろ打ち出しはちょっと低め(10.8度)です。弾道が高くなったのは、スピンがロフト9度にしては多めの3382rpmだから、ちょっとスピンで持ち上げて高さを作ってくれるようなイメージですね。もちろん癸生川プロの打ち方の影響もあるけれど、(9度でも)スピンがそんなに減るモデルじゃないなという印象はありますね」 今回の試打では、10.5度場合は適応するクラブスピード帯は38m/sから42m/sと広範囲に及んだが、9度の場合はどうだろう。小島プロに聞く。 「9度の場合は、42m/s前後のスピード帯でいいんじゃないのかなと思います。これ以上速いと、球がちょっと弱くなる(スピン量が多くなる)と思いますし、逆にこれより遅いとちょっと弾道が低くなりすぎるかなと思うので、42m/sくらいが合ってくるのかなと思います」
まとめ
今回の試打で癸生川・小島の両プロはズバリ!『スリクソン ZXi』をどういったゴルファー層に勧めるのか。 癸生川 球が上がりやすくて、つかまりやすい。自分で上げず、クラブで上げてくれるので球が低くて悩んでいるプレーヤーにはお勧めですね。 小島 アスリートモデルにして、これだけ上がりやすいとなると、これまで10.5度しか使ったことが無い人でも、一度9度を試してもらえると、一つの選択肢として出てくると思うので、試してみてください。 今回のガチギアトラックで、アスリート志向の強いブランドである『スリクソン』のスタンダードモデル『ZXi』の10.5度は、平均的アマチュアのHS38m/sで打った時に、充分に球が上がるという驚きの結果が出た。つまり、松山英樹が使用する憧れの『スリクソン』ブランドのドライバーを一般アマが使えるモデルが出た、ということか……。 詳細は、次回以降の『スリクソン ZXi』シーリーズの「ガチギアトラック」で検証。 みんなのゴルフダイジェストYouTube・みんゴル試打班「ガチギアトラック」では、この『スリクソン ZXi 』のロフト10.5度で、トウやヒールに外した時の許容性に関する検証もしているので、そちらもぜひ視聴して、クラブ選びの参考してもらいたい。
みんゴル
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