異論噴出のJ1参入プレーオフ方式はどう変更すべきか?
同時にJ2とJ3、J3とJFLの間の昇降格システムも統一する必要がある。各国の2部リーグを見れば24クラブ体制のイングランド・チャンピオンシップ、20クラブのセリエBがともに3チーム、22クラブのラ・リーガ2部では4チームが自動降格するなかで、22クラブのJ2は2017シーズンからようやく下位の2チームが自動降格し、J3の1位および2位と入れ替わる形になっている。 J3では来シーズン限りでFC東京、ガンバ、セレッソが参戦させているU-23チームが撤退。その後はJFLで条件を満たしたクラブの自動昇格が続くなかで、J1参入プレーオフに倣った大会の新設を視野に入れる時期も訪れるし、上限の20に達した段階でJFLとの入れ替えも必要になる。 「すべてのカテゴリーの間で同じレギュレーションのもとで昇格する、降格するとなって、初めて全体がピラミッドとして成り立つと考えているので」 日本サッカー界全体の未来予想図を描きながら、原副理事長はJ1参入プレーオフ決定戦だけをとらえたミクロな議論ではなくマクロで、なおかつオープンな議論が必要だと力を込めた。 (文責・藤江直人/スポーツライター)