ヒョンデの全長3.6m小型BEV「インスター」正式発表!注目の価格は284万9000円【東京オートサロン2025】
「想像より、相当楽しい」モデルが日常生活を充実させる!
注目のコンパクトBEVとはいえ、東京オートサロンを新車をお披露目する場に選んだのにはわけがある。インスターは実用一辺倒の小型BEVというキャラクターではない。日常生活の中で”愛車”であることを実感できるパートナーとして生み出されている。 そうしたキャラを前面に押し出しているのが『想像より、相当楽しい』というキャッチコピーだ。 大きな丸型ヘッドランプと、ヒョンデBEVの共通アイコンでもあるピクセルデザインをディテールに採用したスタイリングはいかにも楽しげなカーライフを想像させてくれるもの。もっともインテリアを見ると『想像より、相当楽しい』というキャッチコピーも納得できる。 あえて4名乗車として作り込んだキャビンは外観からイメージするよりずっと広い。後席にスライド機能やリクライニング機能があり、助手席を前に倒すとテーブルになるといったシートアレンジの豊富さは国産車も顔負け。車内にコンセントが用意され、家電が使えるのも、さまざまな可能性が期待できる。
フロント駆動のモーター最高出力は85kW、サスやADASは日本専用設計
最後に、インスターのハードウェアについて整理しておこう。 モーターの最高出力は85kW、最大トルクは147Nm、フロント駆動となっている。最小回転半径は5.3mとなっている。 スタイリングについてはグローバル共通仕様というインスターだが、走り味は日本仕様となっているのも注目ポイント。サスペンション、ADAS(先進運転支援システム)、ドライブモードなどは日本専用に作り込まれているという。 安全面でもペダル踏み間違いセーフティアシスタンス、ブラインドスポットインフォメーションシステムのほかサラウンドビューモニターやナビ連動タイプのクルーズコントロールなどコンパクトカーに期待する以上の充実ぶりだ。 それでいて、エントリーグレードでは300万円を大きく切るという戦略的な価格設定なのだ。2025年には、ヒョンデの名前を見かける機会がこれまで以上に増えそうだ。
山本 晋也
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