北海道東部の豊頃町発注の工事をめぐる汚職事件で、逮捕された町の元施設課長の男が退職後、賄賂をおくっていた業者に再就職する予定だったことが分かりました。 　収賄の疑いで送検された豊頃町の元施設課長 越谷光裕容疑者(61)は、2023年度の町発注の工事をめぐる指名競争入札で、特定の業者が落札しやすくなるよう便宜を図り、約14万2千円相当の接待を受けた疑いが持たれています。

収賄で逮捕された容疑者が、退職後に業者へ再就職する予定だった

　接待をして実際に工事を受注していた業者の当時の社長も逮捕されていて、関係者によりますと越谷容疑者は退職後に業者へ再就職する予定だったことが分かりました。 　警察は越谷容疑者が数年に渡って賄賂を受け取っていた可能性があるとみて、全容解明を進めています。