伝統の人形芝居「米倉人形三番叟」の出前授業 地元の児童が操作など体験 山梨・笛吹市
江戸時代から伝わる人形芝居「米倉人形三番叟」の保存会が9日、笛吹市の小学校で出前授業を行い、地元の児童が人形の操作などを体験しました。 【写真を見る】伝統の人形芝居「米倉人形三番叟」の出前授業 地元の児童が操作など体験 出前授業が行われたのは笛吹市の八代小学校で、6年生約70人が参加しました。 「米倉人形三番叟」は笛吹市八代町米倉区に江戸時代から伝わる伝統の人形芝居で、長寿や五穀豊穣、天下泰平の願いが込められます。 出前授業では米倉人形芝居保存会のメンバーが人形劇を披露したほか、児童も人形の操作や楽器の演奏を体験しました。 参加した児童は 「人形の操作や名前など勉強できました。そういう楽器などを触れたことがなかったので、楽器の演奏なども興味を持てた」「笛吹市の文化についてよく知らなかったので、こういう機会で勉強できてよかった。人形の操作が難しかったし楽器の叩きかたも難しかったです」 米倉人形芝居保存会 横瀬公夫 座長 「地域でも知らない人が大勢いるということで、一番身近なところが小学校じゃないかと思う。人形でも楽器でも興味深く思ってくれたんじゃないかと思う」 保存会は地域の伝統を後世に伝えられるよう、上演の機会を増やしていきたいとしています。