<ライオンの隠れ家>柳楽優弥主演ドラマ Pが明かすキャスティングの舞台裏 “自閉スペクトラム症の弟”坂東龍汰に絶賛の声も
自閉スペクトラム症を扱うにあたり、本を読んだり、映像を見たり、勉強会を開催するなど、いつでも疑問を解消できるような体制を作った。坂東さんは、1カ月間スケジュールを空けて、監修に入っている「さくらんぼ教室」に足繁く通ったという。
「坂東さんは、海外にこんなドキュメンタリーがありますよ、と勉強したものを共有してくれて。それを柳楽さんにも共有して。あの作品のああいうところは、『ライオンの隠れ家』にも反映できるよね、と話していました」とやりとりを明かす。
◇ライオン役はオーディションで 部屋から飛び出していったのは
一方、ライオン役の佐藤くんは、5か月にわたるオーディションで選ばれた。ウエートの高い役ということで、せりふを話したことがある5~7歳と絞って募集したところ、70人くらいの応募があった。そこから10人、さらに4人くらいに絞り、1か月以上かけて変化を見ていった。
「大空くんに関しては、エネルギーが有り余りすぎていて、オーディション部屋から飛び出て走ったり、いつも本人が持っているぬいぐるみを投げ回していて、落ち着いてーという感じでした(笑い)。でもいざお芝居が始まると、『ここにライオンという役がいます』という感じで自分ですっと入ったのがすごいなと思いました」と明かした。
柳楽さん、坂東さん、大空くんのアンサンブルで、奇跡の物語が紡がれていく「ライオンの隠れ家」。ドラマも中盤を迎え、これからの展開がますます楽しみだ。