西川の抜けた穴は末包が埋める! 開幕投手は昨季好成績のサウスポーに託したいが?【勝手に”妄想”開幕オーダー|広島編】
今シーズンのプロ野球開幕は3月29日。球春到来はまだ先だが、“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回は広島編だ。 新井貴浩監督初年度の昨季は2位。大方の下位予想を見事に裏切り、5年ぶりのAクラス&クライマックスシリーズ進出を果たした。新井野球の真骨頂は「チーム一丸」。スーパースターはいないものの、時には選手以上に監督が喜怒哀楽を表に出し、喜び合うことで勝利をもぎ取ってきた。 今季は打線の中心を担う西川龍馬がFA権を行使し、オリックスへ移籍。長打力を発揮したデビッドソン&マクブルーム、中継ぎ左腕のターリーらが退団と、外国人選手を刷新した。ともあれ、誰かが抜ければ誰かが出てくるのがプロ野球。新井政権2年目はそこの部分に注目したい。 開幕戦の相手はDeNA。敵地・横浜スタジアムでの開催だ。順当に考えると東克樹が先発か。 ■広島・“妄想”開幕オーダー (二)菊池涼介 (右)野間峻祥 (中)秋山翔吾 (一)シャイナー (捕)坂倉将吾 (左)末包昇大 (三)レイノルズ (遊)小園海斗 (投)床田寛樹 まずは西川の抜けた穴をどう埋めるかが注目点。本稿では末包昇大が穴埋めの筆頭候補と考える。末包は右の長距離砲で、2年目の昨季は自身初の2ケタ本塁打を記録。長打力不足に悩むカープにとっては貴重な存在だ。左の巧打者である西川とは好対照だが、末包がアーチを量産すれば打線の活性化が見込める。 2人の新外国人にも注目だ。ジェイク・シャイナーはメジャー経験こそないものの、昨季は3Aで30本塁打をマークした大砲。ぜひ4番としてNPBでも暴れてもらいたい。マット・レイノルズはユーティリティープレーヤー。2022年にはMLBで内野全ポジションを守った経験を持つ。打撃も昨季3Aで22本塁打と、パワーはある。この二人に一塁と三塁を担ってもらおう。 開幕投手は左腕エース・床田寛樹に託したい。昨季はキャリア初の2ケタ勝利を挙げ、そのうちDeNA戦では3勝、防御率1.88をマークしている。 ただ、他にも開幕投手候補は複数いる。タフネス右腕の九里亜蓮、安定感抜群の森下暢仁がその筆頭だ。昨季まで5年連続の大役を担った大瀬良大地は、オフの右肘手術で出遅れる可能性もあるため、候補から外れると見る。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]