夏山シーズン到来 常念岳にぎわう
長野県安曇野市穂高牧の一ノ沢登山口から8日、常念岳(2857メートル)に登った。夏山登山シーズンの到来を待ちわびた大勢の登山客が訪れ、まだ雪残る北アルプスの眺望を楽しんでいた。 登山道からはほぼ雪が消え、山肌にはニリンソウなどの植物があちらこちらで咲き、初夏の訪れを告げていた。急峻(きゅうしゅん)な山道を登り、常念乗越(2450メートル)の稜線(りょうせん)に出ると、青空の下、西側に槍ケ岳(3180メートル)、穂高連峰がびょうぶのようにそびえていた。 山頂はガスが立ち込めていたが、断続的に展望が開け、穂高連峰の山並みが顔を見せた。「最高の眺め」「槍ケ岳もちょっと見えた」と登山者の表情も晴れ渡った。
市民タイムス