五輪選手のかかしも 佐賀・バルーンフェスタで80体がお出迎え
佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(31日~11月4日)に合わせて開かれる恒例の「嘉瀬かかしまつり」が、フェスタ会場に隣接する嘉瀬川防災ステーション(佐賀市嘉瀬町)で一足早く始まり、約80体のユニークなかかしが訪れた人らをお出迎えしている。11月4日まで。入場無料。 【写真】河川敷で次々と膨らむ熱気球…昨年の様子 悪天候でバルーンが飛べない時も来場者に楽しんでもらおうと、2010年から開かれている。地元の自治会や子供会、保育園、企業などが廃材や古着などを再利用して作った作品を展示している。 今年はパリ・オリンピックがあり、県内で初の国民スポーツ大会も開かれたことから、スポーツを題材にした作品も多いという。パリ五輪やり投げで金メダルの北口榛花(はるか)選手や、パリ・パラリンピック車いすテニスで金メダルの小田凱人(ときと)選手、大リーグで活躍する大谷翔平選手を模したかかしが登場。機動戦士ガンダムやピカチュウ、アンパンマンなどキャラクターものも並び、来場者は個性的な作品に見入ったり、写真を撮影したりして楽しんでいた。 かかしまつりはバルーンフェスタ会場のシャトルバス発着所で開かれており、実行委員長の前山昌彦さんは「県内外からバルーンフェスタに来た人たちにバルーンが上がらない時もかかしを見て和んでもらえれば」と話している。【斎藤毅】