韓国国家情報院「尹大統領が政治家逮捕を指示」 与党議員の排除図る
■戒厳令発出時、軍が選挙管理委員会へ
続々と集まる民衆。この時、ある情報が錯綜(さくそう)していました。 「尹大統領が2回目の戒厳令を出す」と野党議員や市民の中でうわさが広がっていたのです。 戒厳令が出た直後、兵士の乗ったヘリが降り立った国会裏のグラウンド。車を等間隔に並べ、着陸ができないようになっていました。 一方、戒厳令が発出された日に、軍が国会とは別の場所に向かっていたことが新たに分かりました。向かった先はソウル近郊の選挙管理委員会です。 その目的について、戒厳令を尹大統領に進言したとされるキム・ヨンヒョン前国防相が地元メディアの取材に、こう答えたといいます。 キム前国防相(ハンギョレ新聞の取材に対し) 「多くの国民が不正選挙に対して疑念を抱いており、その疑念を解消するために必要な措置を取ったものだ」 選挙とは、今年4月に行われた総選挙のこと。与党が惨敗したのは不正選挙のせいだと主張するために、選挙管理委員会で証拠を押さえようとしていた、そんなシナリオが報じられています。 注目される尹大統領の今後。もし弾劾訴追案が可決されれば、新たな大統領を選ぶ必要が出てきます。 (「グッド!モーニング」2024年12月7放送分より)
テレビ朝日