強い香り、箸が止まらない この店この味・越後屋(小国町)の山にんにくそば
小国町小玉川の民宿「越後屋」は手打ちのそばやうどんをメインに提供し、そば粉なども町内産の食材にこだわっている。数あるメニューの中でも行者ニンニクがふんだんに入った「山にんにくそば」が長年愛されている。 自家栽培した行者ニンニクを使用している。ペースト状にして麺に練り込むほか、細かく刻んでそばの上にのせるため、とにかく行者ニンニクの香りが強い。癖になる味で一口食べるともう一口と箸が進む。この味に病みつきになり、何度も訪れるファンもいるという。具材にはワラビやナメコなどを入れ、小国ならではの味も楽しめる。 1987(昭和62)年に創業し、民宿も兼ねる。現在は店主の本間信義さん(73)と妻さだ子さん(72)、息子の義人さん(48)の3人で切り盛りする。信義さんは「山にんにくそばは創業時からあるオリジナルメニュー。香りを楽しみながら食べてほしい」と話した。 【メモ】 山にんにくそばは935円。芋煮そば・うどんは1210円。クマ肉入りのそば・うどんは1760円。クマ肉メニューは品切れの場合がある。営業時間は午前11時から午後2時まで(土日祝日は午後3時まで)。年中無休。小国町小玉川456。0238(64)2430。