ケイト・ブランシェット、セレブのレッドカーペットドレスに苦言
ケイト・ブランシェットが、「短期的な思考を始めると創造性は死んでしまう」と主張している。以前からサステナビリティの支持者であるケイトは、セレブリティやデザイナーたちに素材を再利用し、ファッションを再構築するよう促してきた。 ウィメンズ・ウエア・デイリー誌にケイトはこう語った。「私たちはクリエイティブに、その瞬間を現在に持ち込まなければならない。様々な方法で布を染めたり、サステナブルな素材を使ったりできる。ありきたりな方法で、短期的な思考を始めると創造性は死んでしまうと思う。サステナビリティとファッションを取り入れることで、コレクションを活性化させることができると思うの」 また「服に一度だけ袖を通すことは、環境に対する現実的な問題だけではない」と指摘するケイトは、「一度しか着てないものを捨ててしまったり、誰かの服を『アーカイブ』に入れたりするのは、サステナブルではないわ。レッドカーペットの瞬間は、私にとって本当に深い思い出の宝庫であり、祝福と集いの場でもある。だから、もう一度着ることができるという考えは、服に思い出の数々を持たせることができるということなの」と説明した。 そんなケイトは、ルイ・ヴィトンの時計・ジュエリー部門のアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィテアトロフとタッグを組んでおり、これまで3度のカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、ケイトの提案を推進したコラボレーションをお披露目している。 「アムフィテアトロフが参考にしているものに感銘を受けている。彼女はとても多くの素晴らしい、興味深くちょっと変わった参考文献の数々を持っているの。彼女が作品の再加工や、アーカイブに戻るだけでなく、端切れや以前使用され廃棄された宝石を見つけることに傾注しているという事実は、私たちが常に新しいものを使用する必要はないということを示している」と称賛した。