【天皇賞・春 キーマンズトーク】ドゥレッツァ年長馬撃破へ 尾関知人調教師「切れ味生かすには良馬場で」
昨年の菊花賞を圧勝したドゥレッツァが、「第169回天皇賞・春」で年長馬撃破に挑む。始動戦の金鯱賞2着後、早めに栗東へ入厩して調整。淀の長丁場で再び真価を発揮すべく、尾関知人調教師(52)の仕上げにも熱がこもる。 ――最終追い切りはCWコース単走で6ハロン81秒9、ラスト1ハロン11秒7 「前半は折り合いをつけ、直線半ばまで持ったまま。最後は促して(フォームが)沈む感じだったし、良かったと思う」 ――早めに栗東へ入厩しての調整 「金鯱賞までの雰囲気と、GWということもあって輸送面を考え、栗東で調整するのはメリットがあると思った。1回使ってリラックスして落ち着いている。1週前に併せ馬もできたからね」 ――京都3000メートルの菊花賞は圧勝 「当時はどんどん良くなっている時期。怖いもの知らずの感じだった。同世代での3000メートルなら問題ないだろうと考えていたし、そういう走りをしてくれた」 ――今回は3200メートルに延び、年長馬もいるメンバー構成 「3000メートルを得意にしているステイヤーだとは思っていないが、(成長途上だった)菊花賞のときと違って上のレベルの馬として臨むことになる」 ――セールスポイントは 「抜群の切れ味とコントロール性の高さ。菊花賞では前へ行きながら切れ味も発揮できた。あのレースぶりを見る限り持久力もあるね」 ――前日が微妙な天候 「持ち味の切れ味を発揮するには馬場はいいに越したことはない」(夕刊フジ)