イタリア代表チームスタッフのジャンルイジ・ブッフォン氏(C)Getty images

イタリア代表の責任者を務めるジャンルイジ・ブッフォン氏が、同代表の現状について語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。 【動画】ブッフォンの盟友の前で…鈴木彩艶が”Bling-Bang-Bang-Bornダンス” 28年間にわたる長いキャリアでの活躍が評価され、UEFA会長賞を受賞したブッフォン氏。元イタリア代表のレジェンドは29日、チャンピオンズリーグ（CL）組み合わせ抽選会に出席。6月のEURO2024でスイス代表に敗れベスト16敗退に終わったルチアーノ・スパレッティ監督率いるイタリア代表について語った。 「あらゆることが周囲で変化している時は、状況を冷静に分析するためにじっとしている力を持つべきだと思う。我々はこの2カ月間考えてきたが、メディアは時々、イタリア代表が弱いかのように伝えようとしている。しかし、弱くはない」とコメント。イタリア代表は近年、ワールドカップ（W杯）出場を2大会連続で逃すなど低迷が懸念されているが、ブッフォンはチームには力があると主張している。 続けて「直近の4年間でCLやヨーロッパリーグ（EL）決勝を経験した選手たちや、EUROで優勝を経験した選手たちが10名以上いる。このレベルの選手たちがいるなら、平凡なチームではなく強いチームだ。それに我々の指揮官は、私が考える現役最強の監督だ」と、選手と指揮官のポテンシャルに疑いがないとコメントした。 さらに、ブッフォン氏は「EUROでの特に最後の一戦で起きたことは残念だ。ベスト16ならスイスのようなチームに敗れることもあるだろう。だが、あの負け方は消し去らなければならない。気持ちの面において、選手たちの力を100％引き出せるようにするべきであり、技術や戦術面ではなく、この点に取り組んでいくべきだ」と語り、メンタル面での改善が必要であると自身の見解を示している。