データ改ざん問題 国交省、JR東日本のグループ会社に立ち入り検査
列車の車輪と軸を組み立てる際のデータ改ざん問題で、国土交通省がJR東日本のグループ会社に立ち入り検査を行いました。 30日、国交省が立ち入り検査を行ったのは、JR東日本のグループ会社、「総合車両製作所」の事業所です。 総合車両製作所は、列車の車輪に車軸を押し込む際に、かけた圧力が基準を上回ったり下回ったりしていたにもかかわらず、基準内に収まる数値に書き換えていたということです。 総合車両製作所が全国31の鉄道会社などに出荷していた8109本の車軸を調べたところ全体の4分の1以上にあたる2114本で改ざんが確認され、これらは、組み立てを委託した東急電鉄や江ノ島電鉄など全国29社に出荷されていました。 総合車両製作所は、今月20日に一度、東急電鉄に不正はないと報告していましたが、改めて調査したところ不正が判明したということです。 国交省は、立ち入り検査の結果を踏まえて、厳正に対処するということです。