日本野球界のエースナンバー“18” プレッシャーがある!?背番号変更した年の成績は?
今オフ、オリックスの宮城大弥が来季、今季まで背負った『13』から『18』に変更することを発表した。 宮城は19年ドラフト1位で入団し、今季までの5年間背番号『13』を着けてプレー。21年に13勝を挙げ新人王のタイトルを獲得。同年から3年連続二桁勝利を挙げ、リーグ3連覇に大きく貢献した。今季は20試合・141回2/3を投げ、7勝9敗、防御率1.91だった。 日本野球界の背番号“18”といえば、“エースナンバー”と言われている。期待が大きい分、プレッシャーもあるはず。2020年以降背番号を“18”に変更した投手たちの変更1年目の成績はどうだったのだろうかーー。 現在ドジャースの山本由伸は、オリックス時代の19年まで背番号『43』を着け、19年に最優秀防御率のタイトルを獲得。背番号を『18』に変更した20年は149奪三振で最多奪三振のタイトルを手にした。同年はコロナ禍でシーズン開幕が遅れたこともあり、勝ち星は前年と同じ8勝だったが、43番時代と遜色のない活躍。21年以降、3年連続で投手四冠に輝く活躍、プレッシャーをモノともせず、球界のエースへと成長していった。 山本が背番号を『18』に変更した年、同じくロッテの二木康太も『64』から『18』に。19年は7勝10敗、防御率4.41と悔しい1年に終わったが、18に変更した20年は8月29日のオリックス戦から10月16日の日本ハム戦にかけて6連勝するなど、シーズン自己最多の9勝をマークした。 20年に7試合に登板して、2勝3敗、防御率3.74だった中日・梅津晃大は、背番号『18』に変更した21年は防御率こそ1.59と安定した投球も、3試合の登板にとどまり、翌年右肘のトミー・ジョン手術を受けた。 ヤクルト・奥川恭伸は背番号『11』だった22年は故障の影響で1試合の登板に終わり、その年のオフに背番号を『18』に変更したが一軍登板なしに終わった。 20年以降の投手を見ると、故障で離脱した以外は、背番号18に変更したからといってプレッシャーに押しつぶされることなく結果を残している。宮城には新たな背番号で今以上に躍動することを期待したい。 ▼ 2020年以降に背番号18に変更した投手 山本由伸(オリックス) 変更前:20試 8勝6敗 防1.95[19 年] 変更後:18試 8勝4敗 防2.20[20年] 二木康太(ロッテ) 変更前:22試 7勝10敗 防4.41[19年] 変更後:15試 9勝3敗 防3.40[20年] 梅津晃大(中日) 変更前:7試 2勝3敗 防3.74[20年] 変更後:3試 0勝1敗 防1.59[21年] 奥川恭伸(ヤクルト) 変更前:1試 0勝0敗 防2.25[22年] 変更後:一軍登板なし[23年] 宮城大弥(オリックス) 変更前:20試 7勝9敗 防1.91[24年] 変更後:?[25年]
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