観光地困惑…鎌倉で違法「白タク」営業が横行 対策と注意点は
調べに対し、趙容疑者は「友達の友達を乗せて運転していただけ。お金はもらってないし、もらう約束もしていない」などと、容疑を否認しているということです。 ◇ 神奈川県のタクシー協会は… 神奈川県タクシー協会 鎌倉支部支部長・横山英夫さん 「特に土日は混むところなので(白タクを)駐車されちゃうと危険ですよね。どうにもできない状況。違う地区で聞いてみますと『友達、友達』と言って逃げられちゃうと」
──車のナンバーで、わかることはあるんですか? 横山英夫さん 「私ども営業車は、この緑のナンバーをつけておりますけど、(白タクは)白ナンバーで県外・都内のナンバーが非常に多いですね」 ◇ 神奈川県警は、今後も観光地での白タク摘発に力を入れていくとしています。 神奈川県警交通捜査課 山本東課長代理 「悪質なドライバーに関しては、今後、強制的に取り締まりをしていく」 白タクをめぐってはほかにも逮捕者が。先月30日には神奈川県大和市を中心に「白タク」を繰り返し派遣したなどとして、吉開貴大容疑者(52)ら3人が逮捕されています。 3年以下の懲役、または300万円以下の罰金などが科されることがある「白タク」。
この違反行為をなくすため必要なことは… 交通政策に詳しい 桜美林大学・戸崎肇教授 「厳罰化の必要はあると思いますし、周知徹底をまず行うべき。いわゆる白タクを行っている業者が、主に海外の人たちだとすると、どういった罪に問われるかということを、何らかの形でわかりやすく示す方が、まず先決ではないかと思う」 また、今年4月からはタクシー会社の運行管理のもと、一般ドライバーが有料で客を運ぶ「ライドシェア」も始まりましたが、私たちが気をつけるべきことについては、次のように話します。 桜美林大学・戸崎肇教授 「(Q.利用者が気をつけること)きちんとしたタクシー会社のサイトであるかどうか確認する必要がある。白タクの場合は、どんな人が運転しているかわかりません。車両もちゃんと点検しているかわかりません。危険性を避けようと思ったら、単に安いとかそういうことだけで選ばない」 (11月12日放送『news zero』より)