広瀬九段2勝目 51手目に「金捨て」の妙手 ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ
将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)は9日、東京都渋谷区の将棋会館で挑戦者決定リーグの1局を行い、先手の広瀬章人九段(37)が佐々木勇気八段(30)を83手で下した。 【写真】感想戦を行う広瀬九段(右)と佐々木八段(撮影・尾崎 有希) 成績は広瀬2勝、佐々木2敗。 相掛かり特有の激しい攻め合いとなった中盤は「悩みながら指していた」という広瀬だが、51手目に相手「と金」の効力を弱める金捨ての妙手を披露。 攻撃のターンを得て以降は慎重な寄せに徹した。