阪神戦に向けてキャッチボールする戸郷（カメラ・宮崎　亮太）

　巨人の戸郷翔征投手（２４）が２日、「長嶋茂雄ＤＡＹ」として開催される３日の阪神戦（東京Ｄ）でミスターへ白星を届けることを誓った。特別仕様のユニホームで臨む一戦に向け、「白星をつけることが一番ですし、（ミスターに）『よくやった』って言われるようなピッチングをしたいなと思います」と意気込んだ。 【動画】戸郷翔征ら投手陣が内海コーチのノックを受ける 　長嶋さんからは、開幕戦など、顔を合わせる度に「毎回いい言葉をいただいています」という。「ジャイアンツは勝ち続けなきゃいけないと常に言われてる。本当にその通りで、毎回いいプレッシャーをいただきながらやってるので、ほんとうにすごいありがたいです」。レジェンドへの感謝の思いを込め、必勝を期して特別な試合に挑む。 　阪神戦の先発は６回無失点で白星を挙げた開幕戦以来。２戦目以降は勝ち星から見放されているが、「（チームの）３連敗、そこの悪い流れを断ち切ることが一番。個人の勝ちより、チームの白星がつけば」と連敗ストップを最大のテーマに掲げた。投げ合う阪神・門別は高卒２年目の１９歳。Ｇ球場でキャッチボールなどで調整した右腕は「体つきもそんな（２年目という）感じがしないしびっくりした。いいボールを投げるので対戦が楽しみですし、打席も楽しみ」と胸を躍らせた。フレッシュな虎の先発に負けない貫禄ある投球で、ミスターに勝利を届ける。（水上　智恵）