「サクッとした食感楽しんで」 太秋柿の品評会 JA鹿本出荷ピーク
JA鹿本は23日、山鹿市鹿央町の本所で、出荷のピークを迎えている「太秋柿」の品評会を開いた。管内の同市と熊本市北区植木町から出品された柿の重さや品質を競った。 熊本県やJA熊本果実連の職員ら4人が審査した。重さを競う大玉部門には11玉が出品され、707グラムで鹿子木清さん(山鹿市)が優勝。形や色、糖度などを評価する果実品質部門には17人が出品し、中村治男さん(熊本市)が最優秀賞に輝いた。 JA鹿本カキ部会では47人が約8ヘクタールで太秋柿と渋柿を栽培する。太秋柿は11月下旬ごろまで、主に県内や東京、大阪の市場へ30トンの出荷を見込む。県内では山鹿市の夢大地館などで購入できる。 春木靖二部会長(59)=山鹿市=は「夏の猛暑と少雨の影響で少し小ぶりだが、糖度は十分。さくっとした食感を楽しんでほしい」と話した。(石井颯悟)