交流戦ＭＶＰを初受賞した日本ハム・水谷瞬外野手（２３）が２０日、リーグ戦再開後も猛打を振るう決意を示した。歴代最高打率４割３分８厘で交流戦史に名を刻んだが、余韻はなし。賞金２００万円に目もくれず「もちろん光栄ですけど、言っても１８試合。まだ前半戦も終わっていない」とすぐに視線を先に向けた。 昨季まで５年間で１軍出場なし、今季年俸は５６０万円。賞金の使い道については「全然決めてない。欲しい物も何もない」と苦笑いした。北海道入りする際には駅、空港で祝福を受けたが「再昇格させていただいた時の気持ちで、また一打席を大事にやっていくだけ」と謙虚な言葉を並べた。 ３連敗ならＢクラス転落となる２１日からの楽天戦。本拠地練習でバットを振り込んだ現役ドラフト２期生は「安泰な立場ではない。ここで浮かれてしまったら足をすくわれる」と、自らに言い聞かせて球場を後にした。（堀内 啓太）
報知新聞社
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