S耐ロードスターにも採用、出光興産、世界初の植物由来レーシングオイル発表
出光興産は12月3日、自動車向けのエンジンオイル「IDEMITSU IFG Plantech Racing」を、タイ、オーストラリア、シンガポール、マレーシア向けに販売すると発表した。 「IDEMITSU IFG Plantech Racing」を採用したロードスター
この製品は、潤滑油の80%以上を占めるベースオイルに植物由来の原材料を使用した世界初のレーシングエンジンオイル。APIのSP認証を持ち、レース性能を備えている。
「IDEMITSU IFG Plantech Racing」は、エンジン性能を引き出す技術と環境負荷を低減する技術を融合し、出光興産のブランドメッセージ「The Heart of Technology」を体現している。添加剤の調合が難しい植物由来のベースオイルに、摩擦抵抗を低減するモリブデンと高粘度の植物由来エステルを混ぜ合わせる独自のテーラーメイド調合技術を活用している。この技術により、レースなどの過酷な環境下でも使用可能な性能を実現した。
この製品は、9月末に行われた鈴鹿S耐に参戦した「MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF concept」にも採用された。
出光興産は1911年の創業以来、潤滑油の緻密なテーラード処方にこだわり続けており、今後も独自の技術力を生かし、運転好きの顧客に喜ばれる製品を開発していく。
レスポンス 森脇稔