日仏夫妻始めた写真祭「KYOTOGRAPHIE」国際的人気のワケ、京都に縁がなかった2人が立ち上げた経緯
今年2月、KYOTOGRAPHIEは芸術各分野において毎年優れた業績をあげた人に贈られる、「芸術選奨文部科学大臣賞」を受賞しました。KYOTOGRAPHIEは単なる美の祭典ではなく、「日本でタブー視されていること」に挑むことで、社会問題や私たちが生きたい未来について深く考えることを促す機会になっています。 移住した当初は、京都独特のカルチャーやコミュニケーションに戸惑うこともあった、という夫妻ですが、「自分たちの方法で馴染むようにした」ことで今では幅広い交友関係を築いているといいます。「京都はつねにインスピレーションをくれます」というレイボーズさんの言葉通り、今年も多くの人がKYOTOGRAPHIEを通じて京都の熱を感じるのでしょう。
ドラ・トーザン :国際ジャーナリスト、エッセイスト