車両水没は転落事故と断定 父子5人死亡、三重県警
三重県南伊勢町で10月に海中に沈んだ車両から父子5人の遺体が見つかった事案で、県警は捜査の結果、誤って海に転落した過失事故と断定したことが14日、捜査関係者への取材で分かった。 県警は今後、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで父親=当時(37)=を容疑者死亡のまま書類送検する見通し。 車両は10月15日午前、岸壁から約15メートル離れた水深約5メートルの海底に上下を逆さまにして沈んでいる状態で発見され、県警は事件と事故の両面で捜査していた。 捜査関係者によると、現場の岸壁には転落防止の車止めや柵がなく、岸壁には車両とタイヤ幅が一致するブレーキ痕が残されていた。